犬の無添加おやつの重要性

犬の無添加おやつが必要とされる理由とは

犬の正しい食生活習慣について

わたしたち人間は朝昼晩と1日に3回、毎日決まった時間に食事をするのが習慣になっていますが、犬の場合はどのような食生活習慣になっているのかご存知でしょうか。

犬に与える食事の量や1日あたりの回数は、生まれてから死ぬまでの間にずっと同じではありません。犬の食生活習慣は、年齢や健康状態、犬の種別によってもさまざまな違いがあります。

犬の一生を大きく3つの時期で区分すると幼犬・成犬・シニアとなります。幼犬の時期は体長が小さく、成長過程にあるため、消化器の機能も未熟な状態です。成犬時期になると消化器の機能が安定して動きが活発になり、シニア世代となった犬は老犬とも呼ばれ、晩年が近づくと骨や筋肉が弱くなり、消化器機能も低下します。

幼犬の時期は成長期にあるため、1日あたりの食事の回数は3回から4回程度です。成犬の時期になると食事の回数が1日2回に減り、シニア犬 (老犬) も1日に2回となります。ただし、シニア犬の場合は消化器の機能が低下して食べ物を消化しにくくなるため、1食の量を減らして1日3回程度になることもあります。

犬用の総合栄養食を毎日の主食として与え、時にはおやつを与えるなど、犬の年齢や健康状態を把握した上で、適切な食生活を習慣づけておくことが大切です。

低カロリーの無添加おやつを与える

わたしたち人間は1日3度の食事が基本で、それに加えて時にはお昼3時頃の時間帯におやつを食べることもよくあります。

おやつ自体が主食になることはなく、あくまでも1日3度の食事にプラスアルファで何か食べるといったイメージです。犬のおやつも人間の食生活と同様に、おやつ自体が主食ではありません。犬におやつを与える場合は、主食となっているドッグフードとの量や栄養のバランスを考慮しながら、適切な時間に適切な量を与えることが重要となります。

犬の種別や体型、年齢や健康状態、運動量によっても違いが出てきますが、主食としているドッグフードの量を1日あたり100%とした場合、無添加おやつの量は10%から20%程度が適量です。

たとえば、1日あたりのドッグフードの摂取量が120gの場合、1日あたりの無添加おやつの摂取量は12gから24g程度で十分です。

ただし、おやつが無添加だからといって、毎日与え続ける必要はありません。おやつを食べずに主食のみの日があっても構いません。無添加おやつはなるべく低カロリーのものを選び、犬が食べやすいタイプのものを選びましょう。